下北沢の街
広すぎず、狭すぎず、ほどよい広さの街。「人」と「人」とのふれあいを大切する街、人と人との「つながり」が新たな魅力を生み出す街、それが下北沢です。下北沢には、劇場やライブハウス、ファッション、アートスペースを持つカフェなどがあり、多くの人々が集まる街です。
また、クリエイティブな分野で活躍する人々が多く集まる街です。下北沢の街から巣立っていったユニークなビジネスが誕生する街でもあります。
下北沢駅の北側はアートの街
下北沢はライブハウスや劇場が有名です。それらは下北沢の南側にあります。下北沢の北側、しもきた商店街とその周辺には、箱(ハコ)はありません。しかし、北口は様々なアーティスト達がいて、ネットワークの中心となっています。
下北沢大学は、これらアーティスト達のネットワークをいかして、元気な街「しもきた」、多様な文化を育む「しもきた」をアピールしよう。下北沢北口の新たなブランドを作ろうという取組から生まれました。
【チェイスの壁画】
東洋百貨店の入口右側の壁面アートはベルギー生まれでロサンゼルス在住のアーティストチェイス(CHASE)の作品。ロサンゼルス近郊のベニス・ビーチの壁画のスプレーペイントが彼を有名にしました。彼は2006年イタリアVOGUE誌にて世界で最も愛されているアーティストの一人に選ばれました。
「人づくり」・「まちづくり」の場
路上大学と銘打ったのは路上の情報はいつも新しい、生のしもきたに触れてほしい、路上こそが街の原点であるという思いがあるからです。下北沢大学はしもきた商店街と周辺の街区をキャンパスに見立てた路上大学です。そこは、アートや文化を育む豊かな土壌です。
下北沢大学の活動は単なるイベントではありません。長期的・継続的な視点から「人づくり」・「まちづくり」を考えていくものです。下北沢には、芸術活動や文化活動、さらには下北沢で独創性のあるビジネスがあふれています。
またこの街で起業しよう、あるいはもっとビジネスを大きくしたいという人々も数多くいます。
下北沢大学では、これら起業家を地域の金融機関や専門家の協力を得ながら支援していきたいと思います。
下北沢大学建学の精神
文化芸術は心の豊かさや生きがいを与えるものです。文化・芸術の振興は単に施設(ハコ)があればできるというものではないと考えます。下北沢大学が路上大学と名乗るのは「点から面へ」の取組を強調したいからです。下北沢大学のネットワークが地域の発展につながるという思いがあるからです。
下北沢大学は地域住民と文化・芸術をつなぐ架け橋となります。積極的に文化・芸術の振興に取り組み、コミュニティの連携を促進し、下北沢の魅力を高めることで、地域の経済的な発展の可能性を追求します。